2011年 第42回星雲賞(速報)

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星雲賞は、日本のSF及び周辺ジャンルのアワードとしては最も長い歴史を誇るSF賞です。

星雲賞は、前年度に発表された作品の中から、SF大会参加者のファン投票により最優秀作品を選ぶものです。

第50回日本SF大会では、4月から6月にかけて参加者による第42回星雲賞の投票がおこなわれ、7月10日に決定いたしました。

以下にその投票結果の速報を掲載いたします。

例年は、SF大会当日に発表と授与式が行われますが、本年は大会の開催時期が9月と遅く世界SF大会が日本SF大会より早い時期にあること、およびネット時代に即した発表方法の試行のため、特例として以下のスケジュールで実施されます。

関係各位には、例年と違う運用をご理解いただきたく、よろしくお願いいたします。


星雲賞受賞作(速報)

【日本長編部門(小説)】
『去年はいい年になるだろう』
著者:山本弘 発行:PHP研究所

【日本短編部門(小説)】
『アリスマ王の愛した魔物』
著者:小川一水 発行:早川書房「SFマガジン2月号」掲載

【海外長編部門(小説)】
『異星人の郷』
著者/訳者:マイクル・フリン/嶋田洋一 発行:東京創元社

【海外短編部門(小説)】
『月をぼくのポケットに』
『宇宙開発SF傑作選 ワイオミング生まれの宇宙飛行士』(ハヤカワ文庫SF)収録
著者/訳者:ジェイムズ・ラヴグローヴ/中村融 発行:早川書房

【メディア部門】
『第9地区』
監督:ニール・ブロムカンプ
製作総指揮:ケン・カミンズ、ビル・ブロック
製作:ピーター・ジャクソン、キャロリン・カニンガム

【コミック部門】
『鋼の錬金術師』
著者:荒川弘
発行:スクウェア・エニックス

【アート部門】
加藤直之

【ノンフィクション部門】
『サはサイエンスのサ』
著者:鹿野司
発行:早川書房

【自由部門】
探査機「はやぶさ」(第20号科学衛星MUSES-C)の地球帰還
独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)

この発表は速報のため、作品名や受賞者名などの名称が正しくない場合がございます。確定した内容につきましては、発行元等に確認を行ったうえで、8月上旬ごろに詳報を発表予定ですのであらかじめご了承ください。


6月12日投票締め切り
7月10日事務局による集計および速報発表 12時30分~13時予定
8月上旬星雲賞受賞作および受賞者の発表(詳報)
8月20日第69回世界SF大会(Renovation 米国ネバダ州リノ)内 星雲賞海外部門伝達
9月3日第50回日本SF大会(ドンブラコンL 静岡県静岡市)内 星雲賞授与式

--------2011年星雲賞 参考候補作一覧--------- 

【日本長編部門(小説)】
『華竜の宮』 上田早夕里
『去年はいい年になるだろう』 山本弘
『どろんころんど』 北野勇作
『不動カリンは一切動ぜず』 森田季節
『エンドレス・ガーデン ロジカル・ミステリー・ツアーへ君と』 片理誠
『ペンギン・ハイウェイ』 森見登美彦
『スワロウテイル人工少女販売処』 籘真千歳


【日本短編部門(小説)】
「allo,toi,toi」 長谷敏司
「アリスマ王の愛した魔物」 小川一水
「五色の舟」 津原泰水
「囚人の両刀論法」 小林泰三
「テルミン嬢」 津原泰水
「マグネフィオ」 上田早夕里
「あがり」 松崎有理


【海外長編部門(小説)】
『異星人の郷』 マイクル・フリン/嶋田洋一
『WORLD WAR Z』 マックス・ブルックス/浜野アキオ
〈ファージング三部作〉(『英雄たちの朝』『暗殺のハムレット』『バッキンガムの光芒』) ジョー・ウォルトン/茂木健
『時の地図』 フェリクス・J・パルマ/宮崎真紀
『ハンターズ・ラン』 ジョージ・R・R・マーティン/ガードナー・ドゾワ/ダニエル・エイブラハム/酒井昭伸
『アンランダン』 チャイナ・ミエヴィル/内田昌之
『創世の島』 バーナード・ベケット/小野田和子


【海外短編部門(小説)】
「息吹」 テッド・チャン/大森望
「光線銃――ある愛の物語」 ジェイムズ・アラン・ガードナー/金子浩
「クリスタルの夜」 グレッグ・イーガン/山岸真
「第六ポンプ」 パオロ・バチガルピ/中原尚哉
「マン・イン・ザ・ミラー」 ジェフリー・A・ランディス/小野田和子
「月をぼくのポケットに」 ジェイムズ・ラヴグローヴ/中村融
「彼らの生涯の最愛の時」 イアン・ワトスン&ロベルト・クアリア/大森望


【メディア部門】
『第9地区』
『四畳半神話大系』
『仮面ライダーW』
『宇宙ショーへようこそ』
『侍戦隊シンケンジャー』
『時をかける少女』
『宇宙犬作戦』


【コミック部門】
『鋼の錬金術師』 荒川弘
『惑星のさみだれ』 水上悟志
『夏のあらし!』 小林尽
『兵器局非常識機材関連開発室ヴンダーカンマー』 西川魯介
『SARU』 五十嵐大介
『キック・アス』 マーク・ミラー (著), ジョン・ロミータJr. (イラスト), 光岡三ツ子 (翻訳)
『ベントラーベントラー』 野村亮馬
「SF大将特別編 万物理論[完全版]」 とり・みき


【アート部門】
加藤直之
大石まさる
中村豪志
岩郷重力
中川悠京
星野勝之
竹岡美穂


【ノンフィクション部門】
『ぼくらが夢見た未来都市』 五十嵐太郎/磯達雄
『サはサイエンスのサ』 鹿野司
『二十世紀から出てきたところだけれども、なんだか似たような気分』 鏡明
『東京創元社文庫解説総目録』 高橋良平+東京創元社編集部
『SFアニメを科楽する! 福江流SFアニメと科学と”美少女”の楽しみ方』 福江純
『科学と神秘のあいだ』 菊池誠


【自由部門】
<探査機「はやぶさ」(第20号科学衛星MUSES-C)の地球帰還>
<小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」の光子加速確認>
『ロボットと美術~機械×身体のビジュアルイメージ~』
<SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー>
<和歌山大学宇宙教育研究所による、「はやぶさ」帰還ライブ中継>
<iPadの日本発売>

last updated: 10.Jul.,2011.